クリスチャン・ウィッティアン(中華電子佛典協會)
中華電子佛典協會 (CBETA http://ccbs.ntu.edu.tw/cbeta/)
は現在、大正新脩大藏經の第1巻から55巻までと85巻を、信頼性の高い電子化書籍にしようとして努力を続けている。
この企画の初期段階でわれわれは、基本的な記号化文字、われわれの場合は台湾で一般に使われている内部コード、つまりBig5には無い漢字に関しては文字鏡の文字データベースを採用することに決めていた。
ただ、実際上の理由から、参照番号は入力の段階でそのまま使うことができず、後になって導入されたものである。
入力から校正への過程で、作業者は、画面にあらわれた文字を直接、目で確認する必要があったが、われわれの置かれた作業環境では代数的な表現(xxといった)を使うことで問題を処理していた。
その後、過去の中国語に対して十分な素養のある研究助手を得て、文字鏡データベースにある文字を呼び出し、目で調べた。
当然予期されたように、最初のうちは、日本語で作業が進められる環境で漢字を調べるのはわれわれにはたいへんな障壁であった。
それどころか、作業の進行がひどく遅れて、文字鏡以外の解決方法を考えざるをえなくなったこともある。
何回も試行をした結果として、われわれの普通の事務用コンピューターの、ほとんどが繁体字版のマイクロソフト・ウィンドウズを入れているもので漢字を入力し、文字鏡の優秀な検索エンジンを使う方法を案出できたのである。
同時に、中国語の入力方式をさえ使えるようになって、この仕事に携わる一同が、まことに一安堵できることとなった。
われわれのこの方式は、文字鏡のソフトウェアと作動システムに加えて、別種のソフトウェア、NJStarソフトウェア会社が販売している「南極星」と呼ばれるものも必要である。(このソフトウェアの評価版は、次のWebSiteからダウンロードできる。 http://www.njstar.com ここで使った版は 2.00 である。)
ここでわたしは、そこそこ詳しく、南極星を組み込むのに必要な手順を述べようと思う。
そうすれば文字鏡ソフトウェアをわれわれ同様に使うことができよう。
評価版をインストールするには、図1のように表れる画面なりのダウンロードをすればよいし、南極星を購入した場合は、最初のディスクにあるsetup.exe
を実行すれば同じ画面が見られることになる。

図1:南極星(NJStar Communicator) のインストール画面
一般的な手順に従って、プログラムが訊いてくる質問に答えながら組込みをしてゆく。
私は「全てをインストールする」に従ったやり方を選んだので、中国語入力ファイルを確実に組み込むことができた。
さて、ここで文字鏡プログラムの導入となる。
最善のやり方は、最初に南極星を立ち上げて、日本語画面に切り替えることだ。
(自動的に行うか、Shifted JISにするか) 文字鏡のCD-ROMを挿入すると、画面は下の図のようになる。
(これは第2版なので、最新版は少し違うかもしれない)

図2 文字鏡インストール画面
文字鏡データベースのシステムをインストールするため、先ず二番目の行を選ぶ。
画面が図3のように出てくることがあっても驚くことはない。文字で表示されないものもあり得るからだ。

図3:文字鏡インストールの第一段階
一番うまいやり方は、ほかのことは無視して、(N)
とあるボタンをクリックすることだ。
そうすれば図4のように、あなたのシリアル番号を入力するように指示される。

図4:ここで、あなたのシリアル番号を入力する。
番号を正しく入れると、なじみの(N)ボタンが黒く変わって、活きの状態となるので、それをクリックすると次の画面、図5が画面に表れる。

図5:Figure 5: 正しいボタンを選ぶ。
ここで、あなたは細心の注意を払わなければならない。
続けるために(N)ボタンをクリックしないこと!
組込み作業の進行方向を変えて、日本語の漢字を含まないディレクトリ作成するようにする。
インストール作業を違う方向へ進めるするため、(R)と書かれているボタンを押す。私はいつも、図6のように
Mojikyo にと変える。

図6: 変更された進行経路
これで作業はほとんど終わりだ。
この組込みプログラムが終わるときに、適切なやり方でトゥルー・タイプのフォントを組込むようメッセージが出る。
Truetypeのフォントを適切にインストールするためには、マイクロソフト社のオフィスの最新版を入れるか、あるいは別途に、マイクロソフト社のWebSiteから日本語のフォントをインストールする。
日本語版ではないコンピューター・システムで日本語のトゥルー・タイプのフォントを支援できるような、いずれかのファイルを組込む。
フォントが文字鏡のソフトウェアと連携するよう、このような支援が要るのである。
ここまできたら、図2に見られる画面の上から3番目の項目を選べば、トゥルー・タイプのフォントを組込む準備が完了したことになる。
インストールの途中で、文字鏡をインストールのためのプログラムは、あなたが画面にショート・カットのアイコンを置くかどうかを訊いてくる。
これにどう答えるかによって、画面にアイコンがなかったり、スタート・メニューに見出しが出なくなったりするので、画面に自分でアイコンを置くのが最善となる。

図7:
プログラム・ファイルズのフォルダー内にある文字鏡
そのためのショートカットを作るには、あなたが上図の例のように名前をつけたフォルダーの中で mojikyo.exe のファイルを見つけること(私は、これを図7のようにMojikyo と名前付けしている)。このファイルの上でマウスの右ボタンをクリックし、図8に見られる通りの呼出し語を選ぶ。

図8:文字鏡プログラムのためのショートカットを作る

図9:南極星で文字鏡に入力する
さて、ここまで来ると、漢字などを検索するために文字鏡データベースのプログラムを実際に使う最終段階となる。
入力作業を円滑に行うために、南極星の中国語入力ボタン
を開く。
(そのためには、マウスを赤い南という字の右に動かす。いくつかのアイコンが出るだろう。三番目にある、星のついたキーボードのような絵柄のボタンをクリックし、中国語入力を選ぶ。)
すると、画面底部のタスクバーに接して新しい入力の列が出るのに気がつく。
「字詞
音」をクリックすることで、別々の文字入力方法に変えることができる。
ここに示したのは、入力方法の一例だが、「其它方法」によって出てくるリストからどれかを選ぶことができる。
ここで最も重要なこと:文字鏡データベースは、文字がShift
JIS
のコードで入ってくることを予想して作られていることだ。
あなたがどのような文字コードを使っているにせよ、入力のボタンには一番適切なものを選んでクリックし、図9に見られるように、SJISに変換しなければならない。

図10:文字部品を選ぶ。
さて今あなたは、必要とする文字を選ぶ用意ができ、格別の苦労することなく文字鏡データベースが使える態勢ができたことになる。
入力は、南極星(NJStar Communicators)の入力方式のいずれかによって出来、(これには四角號碼方式も入っている)そのどれでもが、出力としてSJIS が導入できるようになっている。
ただし、JISには存在しない文字に出くわすこともなくはない。
この場合、同じ文字部品を含むほかの文字を思いつくことが最善の手となる。
ほとんどの場合、南極星自体が表示するアジア文字は切って、図8から10に見るようなANSI
/ No CJKに切り換える。
これは表示上のことだけであり(OSと文字鏡プログラムがとりしきっていることなので)、入力に影響することはない。
残念ながら、ウィンドウズの英語版で同様に文字鏡プログラムを導入することは私にはできなかった。
今までのところ、ここまで述べてきた方式は中国語繁体字ウィンドウズ、そして多分、それ以外のアジア版に限定されるもののようだ。